望診 其の三

 

なんとこの望診シリーズ、去年の年末より滞っておりました。


なんという体たらく。


と、ただ自嘲するだけでなく、自尊の意味を込めて忙しかった、との自衛など片腹痛いものである。


相変わらずこのシリーズを語る時は前置きが鬱陶しい。






さて今回は爪甲診(そうこうしん)と申しまして爪を診るということでございます。


爪とは肝血(肝臓が蔵する血)に栄養されており、肝血の盛衰によって変化するものである。






正常な爪とは強靭で紅潤で艶があり、半月(爪の際の白い部分)がくっきりしている。


いわゆる肝血が充足している状態である。






肝血が不足すると爪は軟らかく薄く淡色になり、ひどくなると変形し、もろく割れやすくなり、半月もくっきりしない。


変形とは縦のスジがくっきり入っている場合と横のスジがくっきり入っている場合がある。


縦のスジは肝血の不足や気虚を表す。


横のスジは何か大きな体調の変化(大きな病気など)があったことを表す。爪は全部伸びるのに約6か月かかるので過去6か月に何かあったことを表す。


また、これは望診ではなく切診になるが、爪を押さえて他の指より鬱血が強い指はその経絡の熱や瘀血を表し、押さえて放した時に色が戻りにくい場合は血虚を表す。






爪甲診とは主に肝血の状態を知る、こんなところだろうか。


短いですが区切りがいいので今日はこれにて。


ご拝読いただき恐悦至極に存じます。

 

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