祈りの島

 


いいそーぐゎちでーびる。


今日は旧暦の一月一日。


糸満など海人のまちは現在も旧暦のお正月を祝います。


海人のまち以外でも田舎はその風習が残ります。






沖縄に移住して丸10年になりますが、今年の旧正月はこれまでと違っていました。


往診を始めても10年になるのですが、今年は旧正月にお休みされる方がいませんでした。


毎年何名かはお休みしますし、訪問先では人の出入りが多かったり、お供え物がたくさんあったりでしたが、今年はそれらを見かけることもありませんでした。


こんなことこの10年で初めてです。






そもそも沖縄では旧暦に沿った行事や仏壇事が多く、これらの行事はその家の長男が執り行うしきたりなので、長男の嫁になるのが敬遠されると言われるほどです。


その沖縄も最近ではあるゆることが簡略化されてきているとは聞いていましたが、今年の旧正月はそれを実感したような気がしました。


それらの行事は全て祈りと言っても過言ではないと思います。


祈りの島、なんだと思います、沖縄は。






旧正月、毎年なんだか気分が高揚しましたが、今年はそういうことがありませんでした。


なんだかさみしいような。


数年前から感じてはいましたが、確実に何かが変わってきているんでしょうね。






変わっていく沖縄に僕たちの居場所はあるのだろうか、と、奥さんと話すこともあります。


そこは祈りに導いてもらおう思います。


だって祈りの島だから。


なにより僕らは祈りを信じているから。


読んでいただきありがとうございました。