痰湿

 

沖縄は10日前に梅雨明けしましたが?

相変わらずの雨と湿度。

もう脾が限界です。



中医学においての五臓(肝心脾肺腎)には五行(木火土金水)というものがあります。

脾は土に属します。

土とはそのまま土(つち)とみてもらって結構です。

脾は乾燥を好み湿気を嫌う性質があります。



雨が適度に降れば土は潤い草木を育てます。

必要以上に雨が降ると土はどうなるでしょう。

まるで田んぼのように水が停滞し草木を腐らせます。

人間の身体でも同じことが起こります。



脾の主な作用は、飲食物の消化吸収と、余分な水分を肺と腎に送ることです。

このところ続く強烈な湿度でこれらの作用が低下します。(脾は湿気を嫌います)



消化吸収が低下すれば食欲低下、軟便、倦怠感などの症状が。

余分な水分を肺と腎に送れなくなれば様々な水に関わる症状が。

これが前述した土に田んぼのように水が停滞した状態です。

停滞した水は腐ります、中医学ではこれを湿邪や痰湿と呼びます。

この湿邪や痰湿はあらゆる症状を生み、怪病多痰などとも言われるほどです。



最近の症例で、もともと股関節が悪い方が悪化して歩けないほど痛くなりました。

身体を診せてもらうと痰湿、前述したように身体に水が停滞した状態でした。

脾を補う治療をしたところ劇的に良くなりました。もちろん股関節には鍼はしません。



今の不調は痰湿が原因で脾が弱っているからかもしれません。あるいはもともと脾の弱い人が雨と湿度でさらに脾が弱ったせいかもしれません。

痰湿は字で見るようにネバネバしてしつこいという性質を持っています。

どうか早めの対策を。



読んでいただきありがとうございました。